初心不可忘

4月から介護保険事業課、訪問サービス部門に赴任した理学療法士の松岡です。
毎年、4月になると思い出して、忘れてはいけないと思うことわざがあります。
それは、「初心忘るべからず」です。
4月に思い出す理由は、新入職員をみて自分の新人の頃を思い出すからです。

「初心忘るべからず」
何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒め。

このことわざは、室町時代に能を大成させた世阿弥(ぜあみ)が書き残した言葉の一つで、60歳を過ぎた頃に、能楽の修行について書かれた『花鏡(かきょう)』の結びに記載されているそうです。
世阿弥が残したことばの意味は、現在で用いられている意味(上記)とは少し異なっています。書かれていることばは以下の通りです。
 彼の言う「初心」とは、「始めた頃の気持ちや志(初志)」に限定されておらず、「芸の未熟さ」「初心者の頃のみっともなさ」という意図も含まれているようです。
初心者の頃のみっともなさや未熟さを思い出すことにより、「あの恥ずかしい状態には戻りたくない」と思うことでさらに精進できるのだ、と説いたようです。

人生の中に幾つもの初心がある。若い時の初心、人生の時々の初心、老後の初心。それぞれを忘れてはならないと言っています。

もう少し詳しく述べますと、若い頃の未熟な芸を忘れなければ、そこから向上した芸も正しく認識できる、と説いています。
続く「時々の初心忘るべからず」は、若い時の未熟な状態から抜け出した後、年を重ねていく各段階で、年相応の芸を学んだ時の初めての境地を覚えておくことにより、幅広い芸を身につけることが可能になると説いています。
そして最後の「老後の初心を忘るべからず」は、老後にさえふさわしい芸を学ぶ初心があり、それを忘れずに、限りなく芸の向上を目指すべきと説いています。

仕事だけでなく、自分が関わることの出来るあらゆる人や事について、「初心忘るべからず」の謙虚な姿勢と、合わせて学ぶ姿勢、感謝と思いやる気持ちを忘れずに過ごすことができればと思います。

訪問看護ステーション
課長 理学療法士 松岡


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