ジャパネットたかたの売れる理由

最近、CMで見ない日が無いほど大手企業に発展した「ジャパネットたかた」。この発展は、商品の安さやおまけの豪華さだけで達成できたのでしょうか。
私は、発展の理由の1つに消費者の心を掴む大きな仕掛けがあると考えます。

ICレコーダー(ボイスレコーダー)の販売方法を例にあげます。
普通の販売者・紹介者であれば、
 ・音質のよさ
 ・録音時間の長さ
 ・軽さや携帯性
 ・安い価格
などをアピールすることが多いと思います。しかしジャパネットは、ある家庭のお母さんと子どもが、ボイスレコーダーを使う様子を映像で紹介しました。

子どもが帰宅するとテーブルの上にボイスレコーダーが置かれています。
子どもが再生ボタンを押すとお母さんの声が聞こえてきます。
 「おやつのケーキが冷蔵庫に入っています」
 「今日は5時ごろ帰りますので食べて待っていてね」
ボイスレコーダーといえば、記者がインタビューを録音したり、ビジネスパーソンが会議を記録する為に使うもの、というイメージがありますが、このような既存の使われ方にとらわれるのではなく、親子のコミュニケーションのような、普段の生活の中での利用法を提案していく…。

「新しい使い方を提案し、新たな需要を掘り起こす」
これがジャパネットたかたの強さだと考えます。

サービス業種の我々も、既存のサービスにとらわれるのではなく新しいサービスを提案し、新たな需要を掘り起こしていく事が重要ではないでしょうか。
これはとても難しい事ではなく、現場のレベルでも出来ると思います。
こんなことしたら喜んでいただけるのかな?と思ったら、どんどん提案してみてください。


リハビリ意欲を高めるサポートも

昨年、デイサービスではご利用者様の施設への要望などを知る為に、「顧客満足度調査」を行いました。
施設や設備・プログラム・スタッフとの関係など、多くの項目では好評価を頂きましたが、分析の結果、身体能力や介護度は徐々に改善していてもご利用者様自身の実感が薄い=「身体能力の変化と気持ちにギャップがある」という事が見えてきました。

ご利用者様に最終目標まで意欲的にリハビリを続けて頂く為には、この「身体能力の変化と気持ち」のギャップを埋める事が大切です。
この春から始まった、ご利用者様の具体的な要望を知る為の取り組み「ニーズ調査」が、ご利用者様の身体能力の変化と気持ちのギャップを埋める事に繋がれば、リハビリへの動機付けの支援も出来るさらに良い施設にしていけるでしょう。

さて、ではご利用者様の意欲、モチベーションを向上させるには、「ニーズを聞く」…それだけでいいのでしょうか?

1)ニーズ調査

2)具体的な目標を立てるサポートをする

3)それにはどんな運動がいいか考える

ここまでしてこそより具体的な支援になるのではないでしょうか。

モチベーションの高さを決めるには【目標の魅力】×【達成の可能性】が必要であり、「これならできる!頑張れる!」といった身近な目標が、ご利用者様の日々のやる気を引き出す事に繋がります。
ご利用者様への日々の身体変化への賞賛・応援の言葉も、私達が具体的な目標に近づける努力をしている事を感じてもらえていれば、よりモチベーションを向上させる力となるでしょう。

利用者様の思いに気付いて、我々がサポートできることを全力で行いましょう。

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