勇気とともに行動に

訪問看護ステーションの理学療法士、岡田です。
リハステージに入職して5年が経過し、ブログを書くのも3回目となりました。
入職当初は20代、若手と思っていたのも束の間、ステーション内ではあっという間に中堅になっていました…。

 

話は変わりますが、リハビリテーションで訪問している利用者様のお話をさせて頂きます。
この方は、以前はバリバリと働いておられた方ですが、難病の発症・悪化とともに早期退職をされています。
しかし、現在もとてもアクティブで前向きなモチベーションを持って生活をされていて、ご自身がやりたいこと、思ったことを行動に移せる方です。


ひとつ例に出すと、その方はご自身が入院中、入院されている身でありながら病院を巻き込み、他の患者様を巻き込み、自身が良いと思ったリハビリテーション・レクリエーションを、講師として病院で指導されていたというのです。
一連の流れとしては、その方は入院中「病院でも私ができることはなんだろう?」といったことを考え、ご自身の得意分野の企画を病院に提出し、企画のプレゼン・修正を行い、実施にこぎつけたと。企画は大成功し、入院期間中は毎日行われ、他の患者様も大満足。同じ難病の方も勇気付けられて一緒に頑張れたと。

 

衝撃ではないですか?「活動」と「参加」、病院から始まっているのです。しかも患者様発信!! そんな発想・行動力は、逆に医療人側は当て嵌められた枠の中でばかりのイマジネーションになってしまい、思いもつかないですよね。枠にとらわれないというか、率直にすごいです。

 

超高齢化社会、2025年、地域包括ケアシステム、「活動」と「参加」、よく耳にするフレーズで、実際問題、頭が痛くなるような課題は満載ですが、良いものを提供することに決まった正解はないと思います。
アイディア、モチベーションを勇気とともに行動に移し、より良いものを、このリハステージから発信して行きたいと思います。


*ちなみにこの方は復職(社会復帰)を強く望まれており、これからご支援していきます!

 

訪問看護ステーション
主任 理学療法士 岡田


因果一如

私は最近、TBS系の深夜に放送している、松本 人志、小池 栄子、設楽 統が司会を務める、「クレイジージャーニー」という番組にはまっています。番組の内容は、独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本を巡る人々(=クレイジージャーニー)がスタジオに集結し、“その人だから話せる” “その人しか知らない” 常人離れした体験談を語る!といった内容で、毎回、ハラハラ・ドキドキを体験させてくれます。


その中で、フリーダイバーの篠宮龍三さんが言った一言が心に残っています。
それは、「因果一如(いんがいちにょ)」という禅の言葉。


”原因と結果は一つの如し”ということで、原因を作った時に結果も生まれている、という意味だそうです。

ただし、結果が表面に現れるのはすぐとは限らない、すぐに出るときもあれば、数年、数十年かかる時もある。たとえ今、割にあわないことでもこれは種まきである、割にあわないこととは、将来よいことが起こるための種蒔きなのである。(蒔くだけでなく水も手入れも必要ですが、、、)
だから故、続けてゆくことが大事であり、小さなこと、簡単なことを淡々と延々と続けてゆくことが結果を出す唯一の方法である。とのことです。

 

逆に言うと、将来への種蒔きもせずに、都合のいい事ばかりやると、その時は良いのであるが、必ずマイナスの結果になるという、「因果応報」の真理でもあると言われています。


どうでしょうか?やはり世の中で活躍されている方は、日常の積み重ねによって大きな事を成し遂げている方が多いのではないでしょうか。

目標は大きく計画的に、まずは目の前のことに手を抜かずやることが大事なのですね。それが一番難しいのですが。。。

 

やるしかない!!

 

訪問看護ステーション
主任 理学療法士 岡田

 


*篠宮 龍三さん(素潜りで115mを潜るプロフリーダイバー)
*フリーダイビング
スキューバダイビングのような水中で呼吸をするための装置を持たず、一呼吸で、
•どれだけ深く潜れるのか
•どれだけ遠くまで泳いで行けるのか
•どれだけ長い時間呼吸を止めていられるのか
をルールに沿って競うスポーツです。いわゆる素潜りに「競技規則」と「安全確保のための教育、人的・物的な備え」を追加した物です。


三配り

みなさんこんにちは。訪問サービス部門、理学療法士の岡田雄也です。
どうですか? 心掛けていますか? 三配り。
三配りとは、【目配り、気配り、心配り】のことで、それぞれ辞書では、

1)目配り
[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく―する」
2)気配り
[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。
3)心配り
 あれこれと気をつかうこと。心づかい。配慮。

以上が定義されており、意識しないといけないと思っていても、なかなか難しいことです。
とある文章では、以下のように解釈されていましたので紹介します。

1)目配り
 相手の表情や言動、あるいは外圧状況や周辺情報などの情報を収集する。
2)気配り
 その事実情報をもとに相手の想いに同化し、課題を鮮明にする。

このいずれもが状況認識の過程であり、いわば「わかっている」状態。そして、

3)心配り
 相手の抱える課題に対して、具体的な気づきや仮説を発信、あるいは行動してみる。

そこでようやく相手に「気づき」や「やる気」が、そして場の共認充足が生まれる、という一連のプロセスが見える。このように解釈している文章に私は共感しました。

仕事の場面において、ご利用者様だけでなくご家族様や他の事業所の方、そして同僚や上司、部下など、様々な人とコミュニケーションを取り働いています。また、プライベートでも、家族や友人とコミュニケーションを取り、日々過ごしています。
案外多いと思うのは、「目配り」や「気配り」ができている人でも、その発信や行動をためらって、具体的な「心配り」まで至っておらず、当人も周りもモヤモヤを抱えている、といったケース。

みなさんはどうでしょうか?
私自身、忙しいときや困っている時に忘れがちになり、この三配りが出来ていない事があります。「目配り」⇒「気配り」だけでは、現実は動かない。その先にある「心配り」、更にその先にある相手との共認充足が大切なのだと思います。

大事です、、、身近な人ほど、三配り。

訪問看護ステーション
主任 理学療法士 岡田

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