人を認め、讃える

今年度から、R&Dセンターと兼務でヘルスプロモーション事業課に配属になりました理学療法士の藤原 聡です。
R&Dセンターの事業計画には、『利用者満足度の把握』という項目があり、アンケート調査を実施することが謳われています。一般的に、利用者満足度とは、利用者が受けたサービスに対する満足感の度合いの事を言い、利用者はその満足感に対して対価を支払います。この利用者満足度を上げるためには、スタッフの士気が大切であると私は考えています。

ここで、質問です。
Q1.最近、皆さんは部下や同僚、後輩を認め、讃えましたか。
Q2.素晴らしい事をしたにも関わらず、褒めずに何の反応もしない、なんて事はありませんでしたか。

評価には「プラス評価」と「マイナス評価」、そして「評価なし」があります。「プラス評価」が大事であるという事は、誰もが理解しています。しかし、多くの会社では残念ながら、素晴らしい行いに対する一番多いフィードバックは「評価なし」になっています。
この「評価なし」は、「マイナス評価」よりもやっかいです。なぜなら、人は何をやっても評価されなければ、何もやる気がしなくなるからです。

でも、給料をもらっているにも関わらず、評価されなければ何もやる気がしないというのは疑問が生じます。顧客満足についての第一人者であるトム・コネランは、
「人は、生活するためには収入が必要です。この収入には、経済的収入と心理的収入があります。経済的収入とは、給与、ボーナス、色々な手当てや保険の事を意味します。心理的収入とは、称賛や激励の言葉の事を意味します。人は、働き生活するためにその両方を必要とする」
と述べています。
つまり、経済的収入だけでは身体は動いても、心は萎えてしまうのです。
だからこそ、部下や同僚、後輩の功績や貢献を認め、讃える事が大切になります。そうすれば、スタッフの士気は上がるとともに、利用者満足度も上がります。
なぜなら、人は自分が扱われているように他人を扱うからです。
スタッフの満足感と利用者の満足感は切っても切れない関係にあります。

今までの内容を読んで、少しでも部下や同僚、後輩を認め、讃えようと思われた方のために、実施するためのポイントを3つあげます。
1つ目、なんでもかんでも褒めればいいというわけではなく、「利用者満足度に対して」のように的を絞る事が大切です。
2つ目、何が良かったかを具体的に指摘する事が大切です。
3つ目、人は新しい習慣を身につけるのに20日ぐらいかかるそうです。それに10日上乗せして1ヶ月は継続することが大切です。

最後に、R&Dセンターは顧客満足度を上げるため、スタッフが元気で、楽しく、おもしろく、明るい笑顔で前向きに仕事ができる元気な会社になるよう、皆さんを認め、讃えるよう取組みます。今後とも、宜しくお願いします。

R&D(研究開発・品質管理)センター
課長代理 理学療法士 藤原 聡

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