糖尿病について

糖尿病とは、膵臓で作られるインスリンの作用不足により、慢性的に高血糖になった状態のことです。
国際糖尿病連合の発表によると、2011年の日本の糖尿病人口は約1,067万に達し、世界第6位にランクインしました (Diabetes Atlas 第5版より引用)。現在、糖尿病と糖尿病予備軍を合わせると 1,320万人と推計されています (国民健康・栄養調査:2007年)。

困ったことに、その半分以上は未治療といわれています。
その理由は、検診で血糖値が高く、糖尿病を強く疑われる状態でも、自覚症状がない病気のため、治療を受けないことが多いからです。しかし症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症を引き起こします。糖尿病の本当の怖さは、この合併症なのです。糖尿病合併症のために失明する人が年間約4,000人、新たに人工透析を受けることになる人が年間約8000人と失明や透析導入の原因の第1位が糖尿病なのです。

糖尿病の合併症が進んで失明や人工透析という事態になると、個人の生活や社会的活動は極めて大きな制約を受けます。また、糖尿病患者数の増大とともに、 糖尿病の治療にかかる医療費も今や1兆1,893億円と大きく膨らんでいます (平成20年度 国民医療費の概況より引用)。
糖尿病は一度なってしまうと、治すことはできません。そのため、初めに糖尿病に対する正確な知識を持つことが大切です。
糖尿病の治療の目的は、できるだけ血糖を正常に近い状態に保ち、合併症を防いで健康な人と同様な日常生活を送ることにあります。治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。

私は理学療法士になって8年目になりますが、日常生活の中で出来る運動を指導し、それを患者と共に実践する「プロフェッショナル」として、日々業務に携わってきました。その中で糖尿病の患者や利用者を多く経験し、運動の大切さを実感してきました。
糖尿病患者が運動不足になると、ブドウ糖をエネルギーとして消費する筋肉の量が減ってきます。また、インスリンの働きを阻害する脂肪が増えて、ブドウ糖が利用され難い状態になっていきます。これが続くと血糖コントロールが乱れる要因となります。適度な運動をすることによって、筋肉中のグリコーゲンが消費され、同時にインスリンの働きもよくなるため、血液中のブドウ糖も筋肉に取り込まれて血糖値が下がります。

私たちリハステージスタッフは、常に在宅に根ざしたリハビリテーションを模索しています。糖尿病に関する疑問や不安を感じたらぜひ一緒に考え、慣れ親しんだ自宅で運動を実践していきましょう。

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