情報洪水の時代に

インターネットの普及に伴い、世の中を流れる情報の量は格段に跳ね上がりました。
少し古い総務省の統計データですが、一年間に提供された情報の量は、平成8年から18年の10年間で約530倍、年々増加の傾向。

一方、人間が処理できる情報量はほぼ変わらず、とのこと…。

消費可能な量をはるかに上回る、選択可能な情報が流通する現代。

さても、情報洪水の時代です。
 
世の中に情報はあふれかえっていますが、その質は玉石混淆です。
情報には発信する側の意図があり、多かれ少なかれ発信者の先入観が入っています。
偽物も多く、情報過多に匙を投げ、世事をよそごとと斜めに見ていると、耳に入る断片や上辺だけの情報、自身に都合良く聞こえる情報に流されている、というようなことも茶飯事。
また、本当に良い情報は、取りに行かないと受け身では得られないことも多く、身銭を切る投資も必要で、知っているか知らないかで大きく差がつく場合もあります。
 
賢明に生きるには、見る目を養うこと、正しく活用する力を鍛えることが大切ですね。
何をもって磨いていくか、それは、人それぞれかと存じますが。
 
さてもさても、情報洪水の時代です。
広報室としては、必要とされている方の元にリハステージの情報を届けること、多くの方にスタッフの皆さまの活躍をお伝えしていくことも課題。
情報の海に沈み込んでしまわないよう、発信の方法など工夫に努めます。

 

広報室 主任 向井


シンプル イズ ベスト

弥生 3月、成果と成長・課題を再確認し、次へと歩を進めるこの時期。年度の切り替わりを目前に、皆さまそれぞれに心機一転のお心持ちかと存じます。

節目の時期ゆえでしょうか。今月は、整理・整頓関係の書物やコラムを目にする機会がよくありました。私も触発され、持ち物を整理し、生活動線を見直しました。
なるべく、「無いと困るもの」「長く愛用するもの」以外は持たないよう心がけてはいても、生活していると何かしら使わない物が溜まってくるものですね。

整理・整頓をすると、空間が片付くだけでなく時間の無駄も減り、心も整い気持ちに余裕が生まれます。
シンプル イズ ベスト
多用されているフレーズですが、突き詰めれば行き着くところかと。
機能的に美しく整っていると、ポテンシャルを十分に発揮しやすいものです。

仕事も同じく。師匠には、「プロの仕事は “シンプル イズ ベスト” よ」と教わりました。
本質を考えて要不要を判断する、取捨選択をする。滞り無くものごとが流れるように、整理・整頓をするのは不可欠なことです。

仕事も、人生も、何事もシンプルが最上。
折に触れて省み、整えて、前に進む良いエネルギーに変えていきましょう。

広報室 主任 向井

皆さまは、どのようなご自身の未来像を描かれていますか?

昨年より、スタッフのスキルアップを図る流れで、社内での学びの機会が増えてきています。
セラピストスタッフ間で行われてきた症例検討会の他、デイサービスではご利用者様への対応力を強化する為、スタッフ発案の自主勉強会が定期的に開催されていますし、各専門職を交えての拡大ケース検討会へは、希望スタッフは誰でも参加できるよう門戸が開かれました。
また、介護福祉士取得などのキャリアアップを望むスタッフへの支援として、リハステージ所属の理学療法士・作業療法士・看護師・ケアマネジャーなどの有志のスタッフが講師を担当しての、月2回の受験対策講座も始まっております。

私も、より骨組みのしっかりした広報に繋げるためにと参加させて頂いておりますが、スタッフのプロフェッショナルとしての想いに触れる機会ともなり、感じた熱意を今後何かしらの形で発信してゆけたらと、気持ちが膨らむプラスαともなっております。
学生時代と異なり社会人になると、学びは自身の意思で望み求めないと、なかなか機会を得られるものではありませんし、続けることも難しいものです。職場での学びの機会、しっかり活用したいと思います。

とはいえ、学びの機会は社内勉強会の場だけではなく、気を付けて観れば日常の中にも多々、存在しております。
今持っておられる軸とは別の、まったく異なる分野のことでも、興味の持てることを学んで掛け合わせ、強みを作っていくこともキャリアデザインとして有効です。

学んで身についたことは、物や金銭といった形ある富と異なり、無くなることはありません。
学んで考えたことは、いつかどこかで自身を助け、無駄になることはありません。
今あるものが、必ずしもあり続けるとはかぎらない、先の不透明な時代だからこそ、学びの機会には、いっそ貪欲なくらいが丁度良いのではないでしょうか。

さて、皆さま、どのようなご自身の未来像を描かれていますか?
選択の機会は様々に。すべては強く、望むことから始まります。

おとなう者の心がけ

日頃本部に勤務しているスタッフも、時折デイサービスへ出向く事があります。
目的あって訪れて、仕事をこなして帰るのですが、ある時、デイサービスのスタッフより、デイサービスに常時居るスタッフ以外の人間がデイサービスに出入りすると、ご利用者様がとても敏感になられること。
ゆえに、安心してもらう為に、明るくコミュニケーションを持って欲しい旨の要望をもらいました。

個人主義の欧米諸国とは異なり、和を尊び、コミュニティへの所属意識の強い日本人には、所属するところの 「うち」 とそれ以外の 「そと」 を区別する概念が根付いています。
時代背景を鑑みれば、ご利用者様方の年代層は、さらにその区別を強くお持ちの傾向と察せられるでしょう。

なるほど、デイサービスをお使いのご利用者様にとって、デイサービスはご自身の 「居るところ」 、すなわち 「うち」 であり、常にご利用者様と接している現場スタッフ以外は 「そと」 の人間。
ご利用頂いている方に、弊社のデイサービスを 「うち」 と認識頂いていることを有り難いと思うとともに、社名入りの名札を付けていたとしても、仕事の用で自社の一事業所に出入りする、というだけの意識でご利用者様方への気配りが足りていなければ、不信・不安な気持ちを抱かれてもいたしかたないのだと、気付かせてもらえた要望でした。

対人サービスに限りは無く、サービスの基本はサービスを受ける人の価値を高めること。

ご利用者様に心地よいと感じていただける空間作りの為、「デイサービス リハステージ」 という舞台で尽力している現場スタッフの、その努力を無にせぬよう、気配り、心配りを意識してデイサービスへ、あるいは、機会がありましたら他のサービスの現場へも、訪れるよう心がけたいと思います。

どうぞ皆さまも、勤務先以外の事業所を訪れるときの自身の在りように留意してみて下さい。
自身を知ってもらい、不安ではなくファンになってもらうくらいの気概で行ってみましょう!

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